ミドルウェアとは
ミドルウェアとは、アプリケーションに共通のサービスや機能を提供し、開発者や事業者がより効率的にアプリケーションを構築および展開できるようにするための、ソフトウェアやクラウドサービスのことです。ミドルウェアはアプリケーション、データ、ユーザーをつなぐ手段として機能します。
ミドルウェアで実現できること
ミドルウェアは、クラウドネイティブ・アーキテクチャの技術的基盤であり、アプリケーション・ランタイム、エンタープライズ・アプリケーションの統合、クラウドサービスなどが含まれます。複雑な IT 環境においてアプリケーションをコスト効率よく迅速に開発し続ける手段として、組織はミドルウェアに関心を寄せています。ミドルウェアは、高度に分散されたアプリケーション・アーキテクチャやクラウド・プラットフォーム上でスムーズかつ一貫して動作するアプリケーション環境をサポートできます。
ミドルウェアを実装すると、レガシー・アプリケーションを最新のアプリケーションに接続したり、クラウド・アプリケーション同士を接続したりすることができます。ミドルウェアは、先進的なアプリケーションパターンを可能にし、データの保存、取得、共有の方法を最適化し、アプリケーションの開発方法を改善します。
Red Hat Application Foundations とは
Red Hat® Application Foundations は、ソフトウェアの開発とモダナイズに必要なコンポーネントとミドルウェアを組織に提供し、開発者が目的に合ったツールやパターンを柔軟に使用できるようにします。Red Hat Application Foundations のテクノロジーは、ハイブリッドクラウド全体で大規模なアプリケーションの構築、デプロイ、運用を支援し、Red Hat OpenShift® と組み合わせることで、アプリケーション・ライフサイクル全体の実行を効率化するためのプラットフォームを構築します。
Red Hat を選ぶ理由
Red Hat OpenShift、Red Hat Application Foundations、Red Hat Cloud Services を使用すれば、ハイブリッドクラウド全体でアプリケーションを大規模に設計、開発、構築、デプロイ、管理するための完全な機能を手に入れることができます。これらの機能を組み合わせることで、Red Hat はハイブリッドおよびマルチクラウド運用の現実に対応し、デプロイメントにとらわれることなく、単一ベンダーとしてお客様にサービスを提供します。
また、Red Hat は、オープンソース・コミュニティに参加し、ミドルウェア・テクノロジーに大きく貢献してきました。ミドルウェアが安定かつ安全に動作するよう、Red Hat のエンジニアが、機能、信頼性、およびセキュリティの向上を支援しています。あらゆるオープンソース・プロジェクトと同様に、Red Hat はアップストリーム・コードベースにコード提供や機能改良の点で貢献し、技術の進歩に寄与してきました。コミュニティとのコラボレーションは、ただのコード開発にとどまりません。コラボレーションでは、自由に質問をしたり、改善策を提案したりすることができます。それこそがオープンソースのあるべき姿 (オープンソース・ウェイ) であり、オープンな組織の原動力となるものです。Red Hat が 20 年以上に渡って信頼ある エンタープライズ・インフラストラクチャ・プロバイダーであり続けた理由が、ここにあります。